来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けて、都内のいたるところで訪日外国人の受け入れ体制が整備されている。弊社の道路を挟んだ向かい側に建てられたホテルの外観は、いかにもそれと見受けられるような優雅な雰囲気だ。そう考えると、近隣に建設中のいくつかの建物も宿泊施設のような気がして仕方ない▼訪日外国人4000万人という受け入れ目標に向けた対策としては、政府が積極的に推進するキャッシュレス化もある。海外に比べ圧倒的に現金志向が強い日本において、クレジット決済が当たり前となっている海外から観光客を招くには必然なことだろう▼2025年の大阪万博に向けてキャッシュレス決済の40%目標を前倒しし、早期に世界最高水準の80%にするというビジョンも掲げられている。これが実現すれば200兆円を超える市場が誕生するそうだが、キャッシュレス市場といわれても何だかピンとこないものがある▼いろいろポイントが貯まるゆえ、まとまった金額の買い物はクレジットカードを使う機会も多い。通勤途中などの小物購入は交通系ICカードを当たり前のように使う。少額の購入だと安心しきっていると残高がすぐなくなり、頻繁にチャージする始末。金銭感覚もバーチャル空間で鍛え直す必要を感じる今日この頃である。(19・3・7)

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