入社3年以内に離職する社員の割合は3割程度で推移しているそうだ。ただ、経済成長で売り手市場だった時よりも、2000年頃の就職氷河期入社組の方が若干高い。苦労して入ったはいいが、志望する企業・業種ではないためだ。やはり仕事に対する満足度が何よりも先行する▼時代の流れなのか、入社半年・2年目の若手社員の約半数が転職サイトに登録しているという調査結果を日本能率協会が発表した。定年まで勤めるつもりの社員でも6割が登録しているというから驚く。人生100年時代といわれる中、今の会社にキャリアを委ねる考え方こそリスクがあるということかもしれない▼さらに若手社員の約3割は副業・兼業をしており、これは定年まで勤めるつもりの社員の方が約5割と高い。理由は収入を上げるためが最も多く、将来に備えようとの姿勢が強い。もはや年功序列にのっとった下積み的な考えは全くないと思った方がいいのだろう▼職場に目標にしたい人がいる若手社員は能力・スキルアップできており、会社のビジョンや戦略と自分の仕事がつながっていると感じているそうだ。これが会社・仕事への満足につながり、定年まで勤めたいと思う。自分の職場を振り返り再確認したいものだ。AIの普及でなくなる仕事も増えてくる。難しい時代になった。(19・10・31)

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