関東で久しぶりの雨が一部地域で雪に変わった先週、箱根の坂道でノーマルタイヤを装着した自動車が立ち往生する画像をテレビは何度も流した。雪の予報が出ているにもかかわらず、毎年のように見る光景だ。楽観的かつ、気の甘さがもたらす結果なのだろう▼この時期、雪国の人から必ずといっていいほど指摘されるのが、首都圏の雪に対する弱さ。備えあれば憂いなし。分かってはいるが、年に数回あるかないかの降雪への危機感は甘いとしかいいようがない。南北に長い日本列島ゆえにもたらされる気候の違い、それが魅力でもあるのだが▼日本の魅力が広がっているというべきなのか、昨年の訪日外国人の数が3000万人を突破し、前年比8・7%増の3119万人となった。10年前から実に2300万人近く増えたことになる。中国、韓国、台湾と同じアジア圏からの訪日が多く、近場ながら異文化に触れられる手頃感もあるのだろう。東京オリンピックに向けてますます拍車がかかりそうだ▼21年前のきょう2月7日は長野冬季オリンピックが開幕した日。午前11時からの開会式では、和太鼓や相撲など日本文化がいたるところで演出された。賛否両論あるが、我が国の良さをアピールできた。東京が舞台となる来年の夏は、一体どんな魅力を発信できるのだろうか。(19・2・7)

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