非鉄各社は、車載リチウムイオン2次電池(LiB)のリサイクル技術の実用化を急ぐ。2025年を境に大量のLiB搭載車が製品寿命を終え始めるからだ。ある試算では、25年以降、年間20万台以上のLiB搭載車が廃車となり、それにともない使用済みLiBは年間で1万トン以上となる。住宅向け蓄電用などへのリユースも想定されるが、リサイクル技術の実用化は、主要部材である正極材で使用するニッケルやコバルトといったレアメタルの調達多角化策としても期待が高い。自社の製錬技術を応用したリサイクル実用化に取り組む非鉄各社の動向を追った。(阿桑健太郎)続きは本紙で

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