量子コンピューターのアルゴリズムやアプリケーション開発を担うQunaSys(キュナシス)は13日、JXTGホールディングスと量子コンピューター活用に向けた共同研究契約を締結したと発表した。キュナシスが持つ最先端の知見や実装力と、JXTGのエネルギー、石油・天然ガス、金属などの幅広い事業領域の知見を生かす。材料開発や最適化、機械学習などで量子コンピューターの活用につなげる。
 共同研究ではクラウド量子コンピューターの実機や、キュナシスが管理するオープンソースの量子コンピューターシミュレーターソフトウエア「Qulacs」などを利用する。実用的なサイズと精度の量子コンピューターの開発が進んでいることを見越し、活用方法の開発を進めていく。
 近年、量子コンピューターの開発が活発化しており、今後数年間で従来のコンピューターを上回る可能性を持つ、数百量子ビットで誤り訂正機能がない量子コンピューター(NISQ)の実現が見込まれている。NISQは量子化学計算や機械学習などでの応用が期待されている。
 キュナシスとJXTGはこれまでにも、JXTGグループアクセラレータープログラムを通じた取り組みを推進。量子コンピューターの性能向上を担う新規手法を開発するなどの成果を上げてきた。連携を深め協同研究を進めることで、量子化学計算や機械学習などの分野で応用、実用化につなげていく。関連セミナーのご案内

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