電力効率を高めて省エネを実現する炭化ケイ素(SiC)パワー半導体に自動車や産業機器業界が注目している。材料もプロセス技術も開発途上ながら急激な需要増に「SiCウエハーが足らない」状況が続いている。日本の半導体産業は弱体化しているが、アナログ技術が肝要なパワー半導体ではいぜん高い競争力を維持しており、垂直統合型企業(IDM)の三菱電機はシリコン系を含むパワー半導体事業全体で2022年度に売り上げ2000億円を目指す。先行するロームは積極的な投資を続けており、SiCウエハーの独サイクリスタルを買収し、一貫生産体制を他社に先がけて構築した。絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)業界トップという独インフィニオンテクノロジーズはSiCパワー半導体でもトップを堅持しようとサプライチェーンを強化している。

EVの使い勝手を高める充電時間の短縮にもSiCデバイスが欠かせない

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