新型コロナウイルスの影響が拡大するなか、電池産業が活発な動きをみせている。背景にあるのはコロナ収束後に予想されるエコカー市場のV字回復であり、なかでも電気自動車(EV)向け高性能電池開発の勢いは増すばかりだ。全固体リチウム2次電池(全固体電池)も製品化の影がみえ始めたところで、難度の高い酸化物系の開発も進む。モノのインターネット(IoT)やコンシューマー製品には小型の全固体電池が一段と広まりつつある。一方、幾度の震災を経て、太陽光発電システムとセットで使われる定置型蓄電池への投資も拡大しており、中国勢の進出も目立つ。定置型では液体と固体の中間であるゲル型電解質を用いるリチウムイオン2次電池(LiB)への新規参入企業の動向が注目される。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る