- 新型コロナウイルスの影響が広がるなかでの船出となりました。

 「新しいポジションに就くと厳しい局面、という経験は多かった。しかし、今回は誰も想定しない前例のない危機だ。リーマン・ショックとも中身が違う。気を引き締めて対処していく」
 「ポイントは大きく2つだ。1つはキャッシュフローに重点を置くことで、マクロとミクロの両視点から対策する。在庫をためず、売掛金を回収し、不要不急の支出を徹底的に減らすなど。しばらくは危機管理する必要がある。資金面ではCP発行や借入枠の拡大も図る。減収がどの程度続くかで、それぞれの手元流動性を試算している」
 「もう1つは、コロナ収束後を見据えた取り組み。テレワークで業務や会議のプロセスが変わり、できること、変えるべきことが見えてきた。サプライチェーンも、ある程度分散して在庫を持ったり、原料調達も多様化するなどリスクヘッジの必要がある。今から準備を検討する」

 - ヘルスケア材料は増産を迫られています。続きは本紙で

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