日本医療研究開発機構(AMED)は、新型コロナウイルスワクチンの開発の支援先として塩野義製薬やKMバイオロジクス(KMB)、アンジェスなど9社・機関を決定した。4月に企業主導型、アカデミア主導型のそれぞれで募り、全体で46件の応募があった。期間は来年3月まで。各社・機関への支援額の内訳は明らかにしていないが、アンジェスは20億円を受け取ると発表している。
企業主導型で支援対象となったのは、塩野義、KMB、アンジェス、IDファーマの4社。アカデミア主導型は慶応義塾大学、東京大学、長崎大学、新潟大学、東京都医学総合研究所。例えば、東大では同大医科学研究所の河岡義裕教授らが進める弱毒性ワクチン開発を支援する。