旭化成は10日、守山製造所(滋賀県守山市)で午後1時40分頃に爆発事故が発生したと発表した。工事委託会社に所属する作業員1人が事故に巻き込まれ、救急搬送先の病院で午後3時前に死亡が確認された。現場は同製造所内にあるリチウムイオン2次電池(LiB)用セパレーター(絶縁膜)「ハイポア」の工場で、事故発生時は休止中設備の撤去工事が行われていた。死亡した作業員はこの撤去工事に携わっていた。事故発生後ただちに119番通報し、初期消火活動を実施したことで火災には至らなかった。発生の原因や経緯、物的被害などは調査中としている。

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