東レは、がん細胞を攻撃する新薬候補「TRK-950」について、早ければ2023年にも欧米で製造販売の承認を申請する。自社で発見した新規の標的を介し、多くの固形がんへの薬効が期待される新しいコンセプトの抗体医薬だ。動物実験ではがん細胞の縮退を確認しており、ファースト・イン・クラス(画期的医薬品)の創出を図る。血液1滴からさまざまながんを発見する検査キットは、厚生労働省へ20年度中の薬事申請を目指す。医療用医薬品の最大市場であるがん領域に足場を築き、医薬事業の持続的な成長に道筋をつける。

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