【上海=但田洋平、中尾祐輔】日系化学メーカーの中国ビジネスは2019年に大きく落ち込んだ。化学工業日報社が行ったアンケート調査によると、およそ5割の企業が減収減益に追い込まれ、とりわけ、米中の貿易摩擦や新車販売の減速を受け下期は成長に急ブレーキがかけられた。経済の不透明感がより強まっている20年は、7割の企業が国内総生産(GDP)成長率の6%割れを予想した。第13次5カ年計画の最終年を迎え、環境規制の一層の引き締めも想定される。世界経済全体の減速下にあって、市場としての中国の重要性は高まるばかり。普及期を迎える5G(第5世代通信)や環境関連ビジネスなど、得意分野でいかに商機を得るかが成長のカギとなる。続きは本紙で

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