アルケマは、日本で高耐熱ポリアミド(PAHT)を用いた炭素繊維UD(1方向)テープ「リルサン・マトリックス」の生産を検討する。含浸工程で重合度を高める機構を取り入れた特殊な樹脂を用いており、含浸性に優れるうえ、高耐熱と低吸水かつ植物由来原料を用いた環境特性なども併せ持つことから、欧州およびアジアで量産化に向けた開発を進めている。現時点でUDテープを生産するのは、本国のフランスのみだが、日本にもパートナー企業の協力を得て量産も可能な生産体制を整えることで、自動車向けをはじめとするCFRTP(炭素繊維強化熱可塑性樹脂)の用途開拓に弾みをつける。続きは本紙で

 

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