高級化粧品を手がけるアルビオンは、4月始まる2021年度から新たな研究開発(R&D)体制を発足させる。近年は研究所員が増えて組織が大きく広がっていたことや、コロナ禍で所員の働き方が変わったことを背景に、「コミュニケーション」をキーワードに体制を変革。研究部の部長にこのほど就任し、新体制を率いる平井公徳氏(外作技術研究グループ長を兼務)に変革の狙いや今後の方針を聞いた。

◆…まずR&Dトップ就任の抱負を。

 「高級化粧品とはお客さまの期待を超える感動、安心・安全に裏付けされる信頼、そして独創性を兼ね備えたものと捉えている。そのために、私たちは素材にこだわり、丹念に作り上げ、磨きをかけることに専念してきた。R&Dとしては自ら栽培する原料植物に代表される素材と、その効果を最大限引き出せるようにと丹念に作り上げる処方を、いかに融合させるかが引き続きのテーマ。私は、研究は『温故知新』が基本だと考えている。先人の実績を学ぶことで、発見や課題が見えてくる。新しいことに取り組む前に、まずは現在の活動を深掘りしていく」

◆…新体制が始動します。続きは本紙で

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