原薬メーカーのアルプス薬品工業(岐阜県飛騨市)は、植物由来素材の天然フラボノイドを体内に吸収しやすくする製剤技術を開発した。フラボノイドは血栓抑制などの薬理作用を見込め、医薬品や食品などに使われているが、水に溶けにくい性質が用途開拓の課題だった。同社は特定のアミノ酸を混合すると溶解性が高まり、体内吸収が大幅に改善することを発見した。量産技術も確立し、医薬品や食品などヘルスケア分野に幅広く売り込みを始める。続きは本紙で

ユビオ・フラボノイドの製造設備

右(黄色透明)がユビオルチン1%の水溶液、左(乳白色)は通常のルチン1%

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