アークレイは、遺伝子解析装置「アイデンシー」用検査薬キット「アイデンシー パック ユニバーサル」を用いた新型コロナウイルス検査法がPCR検査における公的医療保険適用の対象となったと発表した。すでに全国の多くの医療機関で使われている同装置を使ってPCR検査を簡便に行え、結果を早期に得られる。

 研究用試薬として販売するアイデンシー パック ユニバーサルは試薬類がプレパック化されており、検体とプライマー・プローブ溶液を装置に備え付けるだけで測定できる。医療従事者の作業負担を軽減できるのも特徴で、検体を簡易前処理した後、装置が前処理から増幅、検出までを全自動で行う。

 アイデンシーシリーズはがんなどの遺伝子変異を自動解析する卓上型の装置。結果判明に要する時間も短く、約80分で遺伝子型を判定できる。

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