【シンガポール=中村幸岳】インドではコロナ禍の影響を受けながらも、製油所と石油化学工場の統合が進展している。国営バーラト石油(BPCL)は年初に、南部コチ(ケララ州)の製油所内でプロピレン誘導品設備の試運転を開始。同じく国営のヒンドゥスタン石油(HPCL)は今秋をめどに、北部パンジャブ州でナフサ分解炉を立ち上げ、既存製油所と統合する。インドのエチレン公称能力は2020年末現在で年730万トンに高まったが、拡大を続ける内需を満たすにはいたらず、今後も大型の製油所-石化統合(CtoC)投資が続く。ただ一部には実現が危ぶまれる計画もある。続きは本紙で

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