石油化学製品の基礎原料であるエチレンが減産の局面を迎えている。石油化学工業協会が20日に公表した生産・出荷実績によると2020年1月の稼働率は91・1%で、好不況の目安とされる90%をわずかに上回る水準となった。中国などの景気減速による石化製品の需要減、アジア域外からのエチレン流入などによる市況安が国内の生産にも影響を及ぼした。景気下降局面での新型肺炎の感染拡大で先行きの不確実性が強まる中、エチレンセンターは難しい舵取りを迫られている。続きは本紙で

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