エボニック インダストリーズは、環境効率の高い酵素合成法による天然由来エステルのポートフォリオを拡充する。加温や触媒、溶媒が必要な一般のエステル化プロセスに比べ、同社の製造法はカーボンフットプリント(CFP)を最大85%削減し、品質面の向上も期待できる。今夏には水力発電プラントのエネルギーを100%利用した酵素合成法によるラウリン酸イソアミルも上市し、従来品から切り替える計画もある。日本は大手を中心に環境に配慮した原料を採用する動きが高まりつつあり、OEM(相手先ブランドによる生産)や中小メーカーも追随することが予想される。エボニック ジャパンとしては、日本市場でグリーンケミストリーの提案を推し進める考え。続きは本紙で

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