医療情報サービス大手のエムスリーは、胸部のコンピューター断層撮影装置(CT)画像から新型コロナウイルス感染症による異常領域の存在可能性を抽出し、医師の診断支援を行う医用画像解析ソフトウエアについて、厚生労働省に医療機器として製造販売承認を申請したと発表した。確定診断はPCR検査により行われるが、胸部CT検査が実施されるケースも少なくない。医師の判断を補助するプログラムは、7038例の検査画像を学習データとして使い、中国アリババ集団グループの人工知能(AI)を活用して開発した。約800例の国内検査画像データを用いた臨床性能試験で精度評価を行い、承認申請にいたったという。

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