水処理・環境機器開発のオメガ(大阪市平野区)は、化学工場内で高濃度廃液処理を完結させる世界初のシステム「HyBrid EI-EX」を本格展開する。電気分解、セラミック触媒処理、低酸素濃度下での熱分解処理による複合システム。このほど触媒を改良、30万ppmというより高いCOD(化学的酵素要求量)へ対応するとともに、ppmレベルの重金属類除去も可能とした。販売子会社「アルパ」(同区)を設立しており、実用化第1弾となる大型システムが来年3月、日本の化学企業において本格稼働する予定。廃液処理の外部委託にかかるコスト削減に加え、環境負荷低減も訴求。環境規制の厳格化を見据え、商社を介した日系化学企業の中国拠点での採用も視野に拡販を狙う。続きはこちら

触媒賦活再生装置により低酸素濃度下、900度C程度の熱風で同触媒を加熱し有機物のみを熱分解する

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