内視鏡分野で世界トップの技術・事業規模を誇るオリンパス。消化器内視鏡では世界シェア7割を獲得しており、2022年3月期の決算では過去最高の業績を記録するなど、コロナ禍や半導体不足の影響を跳ね返し着実な成長を遂げている。内視鏡事業の現状・戦略について、内視鏡マーケティング部門責任者の高橋義道GIエンドスコピービジネスリーダーに聞いた。

 ◇内視鏡事業全体の状況を教えて下さい。

 「新型コロナウイルス感染症の影響はゼロではないが、消耗品よりはダメージが少なく、呼吸器内視鏡なども扱っているため継続して需要はあった。状況が一段落した現在は好調に推移しており、グループの決算も過去最高。なかでも内視鏡事業が一番の牽引役になっており、今期もその状況が続いていくとみている。ただ、ウクライナ情勢や半導体不足などリスク要因もいぜんとして残っているため、注視していく必要がある」

 <画像処理の精度で差別化>

 ◇事業成長のカギになるものは。

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