オンコリスバイオファーマは、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「ＯＢＰ－２０１１」の開発で、新薬開発支援を手がけている新日本科学と連携すると発表した。治験の開始に必要な薬理試験や薬物動態試験、安全性試験など前臨床試験の実施で新日本科学が協力する。前臨床試験は２０２２年上期にも完了し、治験申請を届ける計画だ。
ＯＢＰ－２０１１はコロナの発症初期に投薬することを想定している経口薬。ブラジル型やロンドン型など変異ウイルスにも効果が期待されている。原薬の製造は岩城製薬に委託。治験や実用化に向けて、製薬会社との連携も検討していく。
