さまざまなプラスチック成形材料の強化材として用いられるガラス繊維の需給バランスがタイト化している。中国メーカーの急激な新増設による過度な供給力を背景に2018年頃には市況は低迷したが、19年後半からその中国で溶融炉の休廃止が相次ぐ一方、風力発電用途などを中心に需要は堅調に拡大したことで、一転、供給の追い付かない状況が生まれている。中国の大手メーカーは昨秋から値上げを積極化しており、過去の最高値を突破しているとの声もある。日本勢も今年6~7月には一定の値上げを浸透させたもよう。各社の工場稼働率も上昇しているが、なお需要に応えきれていないケースがあるようだ。続きは本紙で

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