世界的なコロナ禍が化学品需要に変化を及ぼすなか、化学企業のクロルアルカリ部門の業績が急回復している。背景にあるのは国際的な塩ビのひっ迫。塩ビを手がける電解大手は海外市場の活況を捉え、採算改善の糸口をつかんだ。一方で、塩ビ原料の塩素と併産関係にあるカ性ソーダの需要は振るわず、国内でカ性ソーダや塩ビ以外の塩素誘導品を製品とする電解企業は需要の後退で電解事業の収益を悪化させている。クロアリ業界は各社の業績を二分しかねない事業環境を迎えている。続きは本紙で

海外の塩ビ需要が電解大手の業績を押し上げる(東ソーグループの大洋塩ビ四日市工場)

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