グンゼは、生体吸収性材料を用いた再生医療製品の事業化を本格化する。静脈用血管再生基材(TEVG)「GM041(開発コード)」の医師主導治験を8月末に米国で開始した。ポリグリコール酸(PGA)糸を筒状に編み、その内外を乳酸とカプロラクトンの共重合体からなる多孔体で覆ったもので、骨髄から採取した細胞を付着させて埋め込むと同材が足場となって血管が形成され、6カ月後に吸収される。先天性の心疾患である単心室症の手術で用いられる人工血管を代替する。成長などによる再手術や、血栓塞栓症の可能性が低く、QOL(生活の質)の向上につながる。2026年には世界最大である米国市場に投入、同市場で年間売上高4億円を目標とする考え。続きは本紙で

単心室症の手術で用いられる人工血管を代替

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