▽ コロナ禍で事業環境が厳しいなかでの就任となります。
「タイミングは選べない。時々の状況に合わせて、精いっぱい努力していくしかない。感染症の収束にともなって回復していくものと、元来、競争力があり、伸長が期待できるものの見極めが重要だ。アパレル事業では、機能性の高い肌着などに期待。製造コスト削減などにより、高い利益率も維持できている。機能ソリューション事業のメディカル分野にも注力。手術件数減などで落ち込んでいたが、昨秋には回復した。生体吸収性材料などのグローバル市場開拓を進めていく。とくに米国は順調。中国にも期待している。遅れている欧州では、現地パートナーの見直しも進めていく。三洋化成などと取り組む、全樹脂電池に用いるフィルム形状の樹脂集電体も長期的に有望な存在だ」
▽ 機能ソリューション事業の2つの新工場も業績に貢献しそうです。続きは本紙で