厚生労働省は、5~11歳に対する新型コロナウイルスワクチンの接種が来年2月にも始まる可能性があり、各自治体で接種体制を準備するよう要請した。11歳以下への接種は正式に決まっていないが、同年齢を対象とする米ファイザー製ワクチンが先ごろ承認申請されている。

 各自治体に宛てた16日付事務連絡で、ファイザーが10日付で申請した小児用ワクチンが薬事承認されれば、来年2月にも接種可能になるとの見通しを示した。12歳以上に使われているワクチンとは用量などが異なるため明確に管理を分けること、接種施設への輸送にはドライアイスではなく適温蓄冷材を使用すること、学校での集団接種は推奨しない方針などを通知し、接種体制を準備するよう求めた。

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