ライオンは、新型コロナウイルス禍におけるハンドソープを使った手洗いの実態調査を公表した。感染予防対策には手洗いが重要とされるなか、外出先から自宅や会社などに戻った際にハンドソープで手洗いをする人は約7割に上った。一方、自宅で食事前に洗う人は4割未満にとどまった。

 今年7月、20~69歳の男女5000人を対象に調べた。外出先から自宅や会社に戻った際、約7割が毎回手洗いを必ず行いハンドソープも毎回使用していることが分かった。一方、外出先から戻った際、手を洗わない人は5・5%、手洗いはするもののハンドソープを使わない人が7%いた。

 自宅で食事をする前に必ずハンドソープを使う人は4割未満、手洗いしない人も2割いた。この理由について「家の中だから大丈夫という変な安心感」「家の中はきれいだから」といった意見がみられた。

 自宅でも人から人へ物を介し、菌がうつる可能性もある。ライオンではハンドソープや手指消毒剤による食事前の手洗い習慣を呼び掛けている。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

経営の最新記事もっと見る