毎日の生活に欠かせないコンビニエンスストア。今では24時間営業が当たり前となり、公共料金の支払いや宅配サービスなどもカバーする街のインフラとして定着している。今日は数字の通り、コンビニ最大手セブンイレブンの日だが、1号店がオープンしてから48年。今や2万店以上を数える▼かつて食品などの大手メーカーは自社のトラックで各コンビニ店鋪に配送していたため、店鋪に来るトラックが1日70台にも上ったという。そこで、違うメーカーの商品を共同配送するという流通革命を実現。配送トラックの台数は激減し、CO2排出削減や渋滞減少などをもたらした▼一方、今日は世界人口デーでもある。86年に50億人を突破したのを記念して90年に国連人口基金が制定した。その後、世界人口は98年に60億人を超え、11年に70億人を突破。今年か来年には80億人を超えるとみられており、50年には97億人に達するとの試算もある▼化学肥料により食糧増産が可能となり、医療の発達により死亡率が低下するなど、化学は人口増加の後ろ盾となってきた側面がある。しかし急激な人口増加は、CO2排出の増加など地球規模のさまざまな課題ももたらしている。そうした世界が直面する課題にソリューションを提供できるのも化学と確信している。(22・7・11)

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