シキボウは、燃焼しても二酸化炭素(CO2)の発生量が少ないポリエステル繊維「オフコナノ」の生産体制を東南アジアで確立した。炭化促進剤とCO2化学吸着剤を含むナノカプセル「ナノベシクルカプセル」(NVC)を原料樹脂に混ぜたもので、通常のポリエステル繊維に比べCO2の発生量を約60%削減できる。採用を見越した生産コスト軽減のため、富山工場(富山市)で実施してきた紡績をインドネシア子会社で行うなどの体制を構築した。ユニフォームなど幅広い分野から引き合いがあり今後、提案活動を本格化。脱炭素化なども追い風に、2025年度に売上高5億円を見込んでいる。続きは本紙で

展示商談会で紹介された「オフコナノ」。ファッション衣料やユニフォーム用途で引き合いが強い

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