ウィンターシーズンに向けてスタッドレスタイヤの新商品発表が相次いでいる。冬用タイヤは業績に与える影響も大きく、タイヤ各社は独自技術をベースに実現したタイヤ性能を訴求する。自動車タイヤの高性能化には、転がり抵抗(低燃費化)、ウェットグリップ性能(安全性)および耐摩耗性能(長寿命化)という相反する性能を高い次元で両立することが必須。スタッドレスタイヤでは、これに低温・低摩擦環境という厳しい使用条件が開発要件として加わる。とくに近年ではアイスバーンやミラーバーンの増加を背景に、トレッドゴムには剛性の確保(エッジ効果と雪柱せん断効果)と低温下でのしなやかさ(接地面効果)という相反する特性をより高次元で両立することが求められている。レーシングタイヤと並んで性能要求が厳しいスタッドレスタイヤは、気候・風土から日本市場は製品開発で世界をリードする。高性能化を追求する各社の技術的アプローチに注目した。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

自動車関連ニュースの最新記事もっと見る