スチレンモノマー(SM)のアジア市況が急騰した。中国を中心に誘導品の需要が堅調に推移するなか、韓国のナフサクラッカーの再稼働の遅れや直近の火災事故にともなう生産減などが供給の不安要因となり、1トン当たり1200ドル近くまで上昇。2年ぶりの高値となった。中国沿岸部の在庫はピーク時の3分の1まで減少しているようで、原料との価格スプレッドが著しく拡大した。主原料のベンゼンはSMと連れ高となり、ナフサとの価格スプレッドが急回復した。続きは本紙で

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