ソフトバンクグループ子会社の新型コロナウイルス検査センターは、国立国際医療研究センター国府台病院(千葉県市川市)内に新設した新型コロナウイルスの唾液PCR検査を行う専用施設「東京PCR検査センター」の稼働を開始した。民間検査機関として、自治体や法人に実費負担のみで唾液PCR検査を提供する。1回の検査価格は2000円。1日に約4000件の検査が可能で、唾液検体の到着後、最短2時間で結果が出る。今秋中に1日1万件の検査体制構築を目指す。

 同センターは国立国際医療研究センターの協力の下、すでにソフトバンクグループ従業員と関係者、福岡ソフトバンクホークスの選手などを対象に唾液PCR検査を試験的に実施している。東京都の竹芝客船ターミナルと小笠原諸島の父島を結ぶ旅客船「おがさわら丸」の乗船者を対象に、東京都などと連携し試験的に運用してきた。今後同社で利益が出た場合は、医療機関などへ寄付する方針。

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