【バンコク=松井遥心】東南アジアの主要な化学品供給基地であるタイで、物流コストの上昇が顕在化している。新型コロナの発生以降、世界的な物流の停滞の一因となってきた米西海岸の貿易港の回復が遅れており船繰りに影響しているうえ、例年は物流ニーズの端境期となる中国の国慶節後も物量が高水準を維持していることなどが要因。これまで上げ幅が比較的緩やかだった東南アジア域内の海上運賃はここへきてコロナ前に比べ2~6倍程度の値を付けるようになり、化学メーカーもコストアップを見過ごせない状況となっている。続きは本紙で

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