<タイ 再生PET食品包材利用解禁/上>
 【バンコク=松井遥心、ワンギャオ・シッティガン】循環型経済の実現をめざすタイが、リサイクルプラスチックの食品接触利用を解禁した。第1弾としてポリエチレンテレフタレート(PET)の再生樹脂の使用が認められた。ペットボトルをはじめとする食品容器包装の素材として利用でき、リサイクルチェーン上の“出口”部分が一気に広がることになる。メカニカルリサイクルで作られる再生樹脂は安全性評価試験が必須となり、提出される報告書を基にしたポジティブリスト(PL)制度による管理をめざす。生産工程で生じる端材などを使うポスト・インダストリアル・リサイクル(PIR)とケミカルリサイクルでは安全性評価試験を不要と規定。再生樹脂以外では今後、バイオプラも食品接触利用を可能と明記する方針だ。続きは本紙で

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