ダイセルは多品種少量生産を前提とする「ファインセルロース」の実用化に向け、革新的生産プロセスの工業化に乗り出す。木材を高温高圧下で溶解する必要のない新プロセスを開発。包括連携協定を結ぶ金沢大学とは今月から、新手法に対応する中規模プラントの建設を始める。酢酸セルロースなど従来型の大量生産品とは異なり、生分解性や親水性などの機能をコントロールし得るセルロース誘導体の生産を構想。京都大学などの他大学とも類似プロセスの共同研究に着手しており、将来的には多数拠点でのフレキシブル生産を可能とする考えだ。続きは本紙で

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