ダイセルは7月1日付でグループ企業のダイセルファインケム、ダイセルポリマー、ダイセルバリューコーティングの販売部門と開発部門を統合し、「ダイセルミライズ」を設立した。手がける製品群は工業向け樹脂や土木・建築用材料、フィルム・シート、家庭用品など幅広い。末端市場まで対象とする事業領域を強みに、「ダイセルグループの先兵隊」としての役割を担う。黒澤和哉社長に聞いた。

- 統合会社の体制について。

 「管理部門関係の事業支援本部、研究開発機能などを統括する事業推進本部、それに営業本部の3本部を設け、簡素化かつ融合しやすい体制とした。ダイセル本体は、今年4月に戦略的ビジネスユニット(SBU)体制に移行しており、統合前の自動車関連と機能フィルム関連はSBUに組み込まれた。ダイセルは『マーケットイン』を志向しており、当社としても顧客志向を強めていくことになる。開発機能はそのまま有しており、ダイセルに移管した製造部門と一体で取り組んでいく」

- 期待されるシナジーは。続きは本紙で

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