▽ どのような成長を目指していますか。

 「アジア太平洋地域の戦略をまとめようとしている。一つの国ですべてをするのではなく、各国の特徴を生かす方向で検討している。日本はイノベーションの頭脳と知識に素晴らしいものがあり、高機能で収益力のある革新的なテクノロジーを受けとめてもらえる顧客がいる。感度が高く技術を追求する顧客がいることは、当社にとって極めて重要だ。すでに日本の開発チームのメンバーの6~7割は、基礎的な技術から自動車や電子材料、化粧品などの分野で、アジア全域あるいはグローバルのイノベーションプロジェクトを担当しているが、こうした取り組みを加速させていく」

 「化学企業の層も厚く、共同研究の可能性も開けている。日華化学と千葉の研究所が共同開発した繊維用のシリコーンベースの耐久性撥水仕上げエマルションは今年、R&Dマガジン誌が主催する権威あるプログラム『R&D100アワード』で、過去1年間で発表された画期的な100の技術の一つに選ばれた」

 ▽ グローバルなサプライチェーンも強みです。続きは本紙で

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