日本IBM出身者が化学大手や製薬大手のデジタル化を推進している。グローバルにみると、国内大手といえどもデジタル化はまだまだ見劣りする。厳しくなる一方の事業環境を乗り越えるためにもデジタル技術は必須で、経営トップの危機感が優秀なIT人材の招聘につながっている。世界最先端のITを駆使して変革を実現しなければならない。3年半前に三菱ケミカルホールディングスに転職した執行役員CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)の浦本直彦氏は、「データは単に保存するものではない。利活用するためにあるべき」と、課題を指摘する。昨年5月に中外製薬に入り、初代デジタル・IT統轄部門長を務める志済聡子執行役員は「創薬の生産性を高め、世界トップのイノベーターになるためにデジタルは必須」と話す。両者ともビジネスモデルを変えるキーマンである。続きは本紙で

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