デンカは、合成ゴム事業のスペシャリティー化加速に向け、“第3の柱”と位置付ける高機能エラストマー「Evolmer(エボルマー)」の育成を加速する。昨年、新たに国内で鉄鋼関連で使われるゴムロール用途に採用された。この実績を基に海外でも案件が進み始めており、今後が期待できる状況にある。エボルマーが持つ機械的強度や耐油性、耐摩耗性、低温下での圧縮永久歪の小ささ、動的環境下での耐屈曲疲労性といった特性を生かしてフィルムや製紙関連用途も開拓中。現状年間数百トン規模の出荷量をまずは1000トン以上に引き上げて、名実ともに柱の一つとしての立ち位置を築く。続きは本紙で

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