デンカは、ポリビニルアルコール(PVA、ポバール)のスペシャリティー比率向上へ、塩ビ分散剤など特殊な変性グレードによる新規用途開拓に拍車をかける。塩ビ分散剤は幅広いグレードに対して重合時の安定分散を実現し、塩化ビニル樹脂(PVC)の高品質化や生産性向上に貢献するもので、昨年末のアジアでの採用に続く案件確保を、とりわけ欧米市場を中心に急ぐ。それ以外の変性PVAによる用途探索にも乗り出している。特殊な分子構造により、PVAとしての特徴を保持しながらチクソ性など新たな機能を付加したグレードを開発しており、新市場を切り開く。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る