トクヤマの2020年度通期業績は、化成品の落ち込みを半導体関連やセメントが補う見通しだ。28日に公表した通期予想の修正値は売上高3000億円、営業利益は280億円。子会社の連結除外で売上高が減少するも、利益は据え置きとした。ポリシリコンの受注が伸びており、高純度薬品も堅調。セメントも原料価格の下落で収益が改善する。足元では次期中期経営計画を策定中。同日の会見で横田社長はその構想について、環境、電子、健康分野の拡大を志向するポートフォリオの最適化を進め、海外売上高比率を「いずれは半分以上」(横田社長)とすることを明かした。化成品はそのためのキャッシュ創出の役割を担う。続きは本紙で

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