ウクライナ情勢により変動する原油価格の影響で、ナフサ需給が変化している。一時、供給途絶が懸念されたロシア産は、数量こそ減っているがアジアへの流入が続く。一方、原油高を受け韓国、台湾、東南アジアのナフサクラッカーが減産したため需要も減少し、タイト感が薄れていた。足元はクラッカー減産でオレフィン市況が上昇、クラッカーマージンの改善も進み需要が戻りつつあり、今後は需給も改善する見通しだ。また4~6月の国産ナフサ基準価格は、1キロリットル当たり8万円台がほぼ確実とみられ、今後、石油化学製品の値上げは避けられない見通しだ。

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