2020年のパラキシレン(PX)の世界需要は、前年並みの4700万トン台にとどまる可能性が出ている。昨年は中国やインドなど新興国における川下のポリエステルの堅調な需要に支えられて、前年比6%増加したとみられる。今年は中国がコロナ禍による低迷から脱した一方、欧米などでは感染拡大が継続し、世界的に厳しい環境にある。供給面では、昨年は中国で年産1000万トン級の大規模な新増設が行われた。今年の中国の輸入は1~8月累計で前年同期比8%減の942万8123トン。月平均10万トン弱の減少にとどまっている。続きは本紙で

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