米ファイザーと独ビオンテックは、東京五輪・パラリンピックの選手団向けに新型コロナウイルスワクチンを無償提供すると発表した。国際オリンピック委員会(IOC)と覚書を交わした。月内に出荷を始め、各国・地域代表団が接種を終えてから入国できるようにする。各政府と個別に契約している供給量に上乗せするかたちで供給する。
 すべての選手と代表団に対して両社のワクチンを供与する。5月末にも初出荷し、各国・地域代表団が日本に入る1週間前までに接種2回完了を目指す。各政府と結んでいる供給契約に影響はないとしている。4月に訪米した菅義偉首相がファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)と電話会談した際、同社が寄付を申し出たという。

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