【シンガポール=中村幸岳】フィリピンの化学最大手JGサミット・ペトロケミカルズ(JGSPG)はこのほど、同国バタンガス州のエチレンセンターで増産投資を完了させた。ナフサ分解炉は液化プロパンガス(LPG)も投入できる新炉をつなぎ込んで原料選択の柔軟性を高め、オレフィン生産能力を4割引き上げた。ブタジエンと芳香族の生産も開始し、さらに高密度ポリエチレン(HDPE)設備を建設中。2~3年後に分解炉の再増強を実施する計画で、樹脂原料スチレンモノマー(SM)などの生産も検討する。続きは本紙で
熱可塑性エラストマー、自動車の潮流を商機に
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