フェノールのアジア市況が低迷している。6月に1トン当たり840ドルで天井を打ち、足元は600ドル台前半まで軟化。中国では定修が明けて供給が増えてきたうえ、需要は中国を除いて低調なまま。中国の誘導品輸出が滞り、下げ圧力がかかっている。7月から中東玉の中国への入着が再開されたことも下押している。副生のアセトンの価格が上昇しているため、すぐの減産や稼働停止は現実味に欠けるとの見方が強い。続きは本紙で

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