産業界全体をみても、ヘルスケアとクルマに関するイノベーションは活発化している。ヘルスケア分野で静かに進展しているのが肌に貼り付けるパッチの技術。東京大学生産技術研究所の金範埈教授は、新型コロナウイルスの早期診断とワクチン接種を自分でできる「マイクロニードルワクチンパッチ」の開発に取り組んでいる。また、研究開発機関の蘭ホルストセンターは、フレキシブルエレクトロニクス技術を生かして、生体情報をリアルタイムで収集可能な大面積センサーを開発中だ。一方、自動車業界は電動化へ経営資源を集中しているが、それにともなって電磁波障害(EMC)対策の重要性が浮上してきた。自動運転も開発競争が繰り広げられており、先進的な運転支援装置(ADAS)の要となるセンサーも日進月歩、性能向上が著しい。続きは本紙で

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