ホロジックジャパン(東京都文京区)はこのほど、阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が導入している遺伝子検査装置「パンサーシステム」に専用モジュールを取り付け、新型コロナウイルス変異株のスクリーニングを完全自動化したと発表した。スタッフの作業負担と感染リスクを低減しつつ、スクリーニング数を約5倍に引き上げた。

 阪大微生物病研究会は、行政の依頼により変異株スクリーニングを行っていたが、従来手法は検査スタッフの手を多く介する手法だった。今回、同社のパンサーシステムに専用モジュールを取り付け、「パンサーフュージョンシステム」へアップグレードすることで、変異株スクリーニングの完全自動化を可能とした。

 パンサーフュージョンシステムは、TMA法とPCR法という2種類の核酸増幅検査を行える全自動遺伝子解析装置。パンサーシステムに追加モジュールを加えたもので、多様な検査ニーズを満たす機能を追加している。

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